"うつ"の予兆 その1 「体のコリ、むくみ、ほてり」
いわゆる、ここで言う「まっとうな人」というのは、いろんな意味で「親切」で「心やさしい」人が多いわけです。
そうすると、自分のことでなくても、まるで自分のことのように悩み、怒り、悲しみ、葛藤を共有して、「他人の気持ちを理解しよう」という、一種の疑似体験をするようになります。
そのような強いストレスや葛藤、怒り、悲しみなどを繰り返し体感していると、生体の反応としては、がっちりと「戦闘体制」となるような、いわゆるドーパミンやアドレナリンなどの作用の強いホルモンが血中に大量に流れることになります。
すると何が起こるか?
「戦闘体制」なわけですから、"ぶん殴る"なり"全力疾走で逃げる"なりのエネルギーが筋肉に蓄積されます。
しかし、いわゆる「まっとうな人」はそういうことで人をぶん殴ったりしないわけで、その強大なエネルギーが消費されることなく、筋肉に蓄積された状態になります。
こういう状態になると、筋肉が完全に硬直して腰痛や首・肩こりなどを生じるようになり、血行も悪くなるので、むくみや冷え、ほてりなどを感じるようになるわけです。
こういった症状は、強く感じるときもあれば、しばらくすると感じなくなるといった波があるのが一般的です。
しかし、ここでいう、
「しばらくすると感じなくなる」=「麻痺して感じなくなっている」
ということなので、
「感じなくなった」≠「治った」
ではないことを肝に銘じておく必要があると思われます。