"うつ"の予兆 その2 「深い眠りの時間が減る」

これは、単純に「眠れない」ということだけを指すのではありません。

まず、先に述べたように怒りや葛藤によりドーパミンやアドレナリンなどが大量に放出され、交感神経が異常亢進した状態が続くと、社会的には「バリバリ仕事も遊びもこなせる」なんて状態だったりするわけで、生活リズムとして、睡眠時間が減るということがあります。

また、筋肉に膨大なエネルギーが蓄積され、硬直したままリラックスというか、弛緩することができない状態となり、眠っている間もリラックスができなくなります。
従って、眠っている間も交感神経が亢進し続けるので、眠りの質が浅くなり、実質深く脳や体に休息をとらせるような良質な眠りの時間が減り、いくら寝ても寝たりない、いくらでも寝られる、いくら寝ても疲れがとれないという状態になるわけです。