インスタンスの起動に成功!

前回は、AMI(Amazon Machine Image)の検索をするところまでを説明しました。

どうやったらプロキシ越えできるのかは思い出せないままなのですが、プロキシなしの環境で試してみたところうまくいきました。

ec2-describe-images -o self -o amazon

と実行すると、「所有者が自分」かつ「所有者がamazon」であるイメージのリストが表示されます。

ここで起動するイメージをどれにするか決めて、そのAMI IDをメモっておきます。

それから、そのイメージに対応するキーペアを作成します。

ec2-add-keypair getting-started-keypair > getting-started-keypair.txt

こうしておくと、プライベートキーがテキストファイルに出力されるので、このファイルの最初の2行を削除して、getting-started-keypair.ppkとリネームします。

このファイルはPUTTY(SSHクライアント)付属のputtygen.exeを使って、プライベートキーを生成するのに使います。

プライベートキーファイルを作成するには、[load an existing private key file]の[load]ボタンをクリックして、プライベートキーファイルを読み込みます。

そして、[save private key]ボタンをクリックすると、プライベートキーファイルが生成されます。

で、インスタンスの起動は下記の通りです。

ec2-run-instance -k getting-started-keypair

ここでインスタンスが起動すると、インスタンスIDが表示されるので、それをメモしておきます。
続いて、ssh経由で今起動したインスタンスにアクセスするために、インスタンスの情報を取得します。

ec2-describe-instances

ここで、外部からアクセスするためのマシン名や、EC2マシン同士を認識するために使う内部マシン名などがリストアップされます。ここで、外部からアクセスするためのマシン名をメモしておきます。

続いて、sshで接続するためにポートを空けます。

ec2-authorize default -p 22

これでdefaultグループに対して、ポート22の使用が許可されました。

さらにhttpなどでアクセスしたい場合には、そのポートも空けておきます。

ec2-authorize default -p 80

httpサーバが動作しているAMIイメージであれば、ブラウザから、

http://<マシン名>

とすると、httpサーバのデフォルトページが見えます。

そして、puttyを使って、ssh接続することでマシンにログインできます。

私の場合、最初はうまく行かなかったのですが、それはAMIイメージの選択がよくなかったようです。

イメージは何でも良かったので、最初のec2-describe-imagesコマンドでリストアップされたgetting-startedというイメージを起動したのですが、rootでログインしようにもパスワードがわからず、ログインできませんでした。

次にFedora Core4のイメージを起動したところ、rootはパスワードなしであっさり起動しました。

ただ、どちらかで読んだ情報ではFedora Core4というのはかなり古いイメージのようなので、普段つかっているUbuntu7.10のイメージを探して、起動してみたところ、そちらもあっさりうまくいきました。

#でも、/rootのシェル設定ファイルもなにもないくらいで、全然まっさらな状態でした。

インスタンスを起動したままだと、課金されてしまいます。
とりあえず、インスタンスの起動が確認できたので、シャットダウンします。

ec2-terminate-instances

とします。

次は、イメージのカスタマイズにチャレンジしたいと思います。