小学校では、「長方形の面積は、縦かける横」と教えますが、これはなぜでしょうか。
いやぁ、面白い議論を見ました。
#また、このロングスレッドにびっくりです。
まあ、「縦かける横」となった根拠についてはいろいろな方が推察や情報を提示しているので、そちらにゆずるとしましょう。
論点は、
- 果たして「縦かける横」ということに必然性や意味性があるか?
- 教育的な見地からみて、どのような意味合いがあるか?
という点だと思います。
私は小学生、中学生における教育は「総合教育」であるので、算数や国語などの科目に別けることには、教える側・教わる側が相互に認識しやすいというメリットはあるものの、それ自体に大した重要性はないと思います。
むしろ、ここでいう「長方形の面積は、縦かける横」の問題は子供たちに「計算」するプロセスを要求しているのではなく、
- 文意を正確に読み取り、数理的な表現やロジックに落し込んで問題を解決する。
- あるルールが与えられたとき、それを利用・応用して問題を解決する。
という「問題解決のプロセス」を正しく実施できるかどうか?を確認する場面と捕らえるほうが自然のような気がします。