Wikipediaが閉鎖の可能性もあると管理者が発言
なかなかつらいところではありますね。
壮大な理念の下に、がんばっている人たちにあまりキツいことは言いたくはないと思いますが、やはり有料で出版されている百貨辞典と比較すると質が低いことは否めません。
みんなが共通に、安価に利用できるリソースとしての価値を高めようとした場合、やはりコンテンツの質を高めなければなりません。
そのあたりでは、やはり出版社などのプロのライターなどの協力を仰いだり、百科事典の出版社からのデータ提供を受けるかわりにWikipediaから出版社への見返りを提供すべきだと思います。
あと、割と惜しいと思ったのは、cross over languageでないことです。
つまり、「日本語で新しい項目が追加されても、英語やその他の言語で同じ項目が自動的に追加されるわけではない。逆も然り。」という点です。
先日、心房細動の新しい考え方で、AF Nestという話題が出てきたのですが、なかなか検索しても見つからなかったんです。
唯一見つかったのが、ポルトガル語のWikipediaでした。
その、AF Nestという概念を提唱したのがブラジルのDr.で、ブラジルのサイトしか更新しないので、そういう現象が起こるんですよね。
こういう、言語ごとに項目が異なってしまうというのも、本質的なWikipediaの理念から外れることだと思います。
やはり、もうすこし、工夫が必要ですね。
#最近の理系学生の就職難から、サイエンスライターの教育を受けた学生が
#増えつつあります。
#こういう学生をあつめてWikipediaを整備するということをNGOを通じてやれば、
#政府から簡単に寄付を引っ張り出せると思うのは私だけでしょうか?