ペレットストーブ

昨日、報道ステーションで松岡修三が紹介していたのを見てはじめて知りました。

ペレットというのは木片を粉砕・圧縮した燃料のことだそうで、森林保全を行う上で廃棄物として出る間伐材を材料に低コストで生産できるものらしいです。

なんでも、このペレットを燃やしたときに出るCO2は植物が成長する過程で光合成により吸収したCO2なので、CO2の総量は変化しない - つまりCO2が増えない「ゼロ・エミッション」なる考え方に基づいた環境にやさしい燃料なのだそうです。

有限会社さいかい産業

事例では、役場の暖房をこのペレットストーブを利用したボイラーでまかなうことにより、化石燃料と比べてコストが下がったとの報告もあり、さらに補助金を出して、ペレットストーブの利用を推進している自治体もあるそうです。

ココで重要なのは、単純な暖房効率やコストの問題だけでなく、本来はゴミとなってしまう地域の森林の間伐材を商品化し、かつ荒れた森林を保全することにより水害・土砂災害を防ぐことができるという点にあるようです。

#だから、海外から輸入したペレットを使ったのでは、意義が半減ということになるようです。

ペレットストーブを独自開発する過程で、コストなどいろいろ苦労する点があったようですが、それだけ効率のよいシステムだったら、単なる暖房器具として使うのはもったいないような気がします。
いろいろな技術を組み合わせることによって、たとえば給湯や冷暖房・発電などのシステムと組み合わせたりすればもっと効率が高まるようにも思います。

#さいかい産業さんのページでも家全体を暖めるハイパーシステムというものが紹介されていました。

しかし、意外とシンプルなものなのに、本体価格と工事費がお財布にやさしくないのは気のせいか・・・。